日本未公開作品:Dope『ドープ』ネタバレ感想あり!

日本未公開作品:Dope『ドープ』

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2015年6月19日にアメリカで一般公開された今作品。

未だに日本では公開も、そしてDVD発売もされていない、何故か日本の映画業界に見向きもされていない作品です。悲しい!

でも作品としては懐かしの90年代HIPHOPを中心とした素晴らしい音楽と、今時のテンポよいコメディー・クライム作品に仕上がっています。

字幕で誰か出したげて!この面白さを日本に!

あらすじ

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アメリカでも底辺といわれてしまうLAのイングルウッドに住む高校生マルコム。90年代HIPHOPオタクでかなりの秀才の彼は高校卒業後の進路をハーバード大学としているが、校長からもこの地域からハーバード行くなんて無理と言われてしまう。

そんな中、憧れの女の子の誘いで行ってしまったドラッグディーラーのバースデーパーティーでとんだトラブルに巻き込まれる。

なんと、自分のバッグの中にたくさんの麻薬と銃が入っていたのだ!…というか入れられていたのだ!

それを入れた張本人は警察に捕まっているので、彼の指示通りに返すため翻弄する彼と友人のジブとディギー。だが、数々の出来事があり結局返せなくなる。

そして、そんなゴタゴタの中でも進路を気にするマルコムは学校への推薦状をもらう為にある人物を訪れる。地位も名誉もあるその人が、実は自分が本来麻薬を返すべき人と知り、そして、その彼が”表の顔”をつぶされないように?言った一言『受け取ってしまったならちゃんと責任もって始末するべき』という言葉そのままに、マルコム達はこのドラッグを売りさばくことを決意する。

製作総指揮にファレル・ウイリアムス!

監督・脚本はアフリカンアメリカン映画を数作手がけるリック・ファミュィワ。
そして製作総指揮にファレル・ウィリアムス!
彼が作品内の主人公バンド『オレオ』の曲も作ったらしいです。

もちろんこの作品は90年代HIPHOP超リスペクトなので、効果的な音楽が効果的な場所に使われております。
その時代の申し子達にしたらこれはもうかなり嬉しい作品のハズ!

この曲はその『オレオ』の曲の一つ。

ぴったりの配役!素晴らしい俳優陣!

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主人公マルコムを演じるのはシャメイク・ムーア。彼はTVで演じる事が多いようで、今作品は彼の映画初主演になります。

そして友人ジブにトニー・レヴォロリ。彼は『グランド・ブダペスト・ホテル』のゼロ役が一番有名かな?

もう一人の友人のディッギーにカーシー・クレモンズ。今回彼女はディッギーというレズビアンのテーンエイジャーを素晴らしく演じています。

その他にも憧れの女の子ナキアに、レニー・クラヴィッツの娘ゾーイ・クラヴィッツ。マルコムを困らせたドラッグディーラーのドムにA$AP Rocky(エイサップ・ロッキー)などなど…

あ!かなりキてるセクシー女子を演じたビクトリア・シークレットのトップモデル、シャネル・イマンも忘れてはなりません。かなりのクレイジー役でした(笑)

ちなみに、全キャラクターが憎めないです!いい味だしてます!

感想。ネタバレあり注意!

はっきり言ってかなり面白いです。
音楽も、脚本や撮り方もテンポも全部、観ていて全く疲れないしあっと言う間に引き込まれます。

LAのイングルウッドという底辺地域に住むアフリカンアメリカンという地点で既に世間からはいわゆる”そういう目”で見られてしまう中、自分の意志で、かつ自分の立場を賢く利用して生きていく若者の姿が本当に上手く表現されています。
何より、現代のネット社会におけるオタク青年達がドラッグをばらまく手法としてFacebookはもちろんビットコインを使う等、かなりリアル!多分本当にあり得るからこその手法なんだろうなぁ。

もちろんそれ以外にも、ナキアが大学に入ろうと高校卒業相当の資格に当たるGEDを頑張って取ろうとしてるとことか、アメリカに住む人の中でもなんとかこの環境から抜け出そうとしてる人の努力とか、そういうのをさりげなく取り上げてるのも素晴らしい。

アメリカに居る黒人って、本当に自分の立場や他の人からの評価をしっかり理解して、なおかつその裏をかいて賢く立ち回らないと生きて行けないんだなぁと、この作品から痛感しました。
悲しい現実だけど、それがしっかりうまくいったときには自分のステータスがものすごくジャンプアップするのも事実。サバイバルですよ、ほんと。
そんなLAに住む一人のアフリカンアメリカン青年の出来事が、内容は本当にかなりディープなのにさらりと見れてしまう痛快コメディで描かれております!

観たい!という方は…

残念ながら未だ日本語字幕で商品化されていないので、今現在は英語のみでしか観る事はできませんが(スペイン語とフランス語は字幕あり)、今後商品化されることを願う!

結構映画としての評価が高い作品なので、どこかしら日本の配給会社が権利を買ってくれることを願う!

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